八つ頭のズイキ酢味噌和え
私は農家になる前は里芋の茎が食べられることも、ズイキ(芋がら)と呼ばれることも知りませんでした。
食べられると言っても全ての品種では無いのです。ズイキ専用の里芋もあるようですが、ホマレ姉さんの農園では「八つ頭」(ヤツガシラ)と言う品種がズイキを食べられる里芋です。
ズイキは生と乾燥があるのですが、この季節はやっぱり生に限ります!
生ズイキはどの本をみても、アクが強いので皮を剥いて茹でるとあるのですが、私はこれをしたことがありません。
で、今回するのとしないのと比べてみましたが、やはりどちらも変わりないんですよ…どうしてでしょう?
アクの強弱は土によって違うからそのせいでしょうか? それとも採って直ぐに調理するからでしょうか? 1日置いても平気なんですけどねぇ…。もちろん、八つ頭と言う品種のせいもあるのでしょうが…。
皆さんがどんなズイキを使うかわからないので、一応皮を剥いて調理して下さい。本当は色も食感も剥かない方が良いと思うんですけどね。
畑の八つ頭、この茎がズイキと呼ばれる
材料(4人分)
- 八つ頭のズイキ 200g
- 白味噌 50g
- きび砂糖 大さじ1
- 酢 大さじ3.5
- 醤油 小さじ1/2
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- ① ズイキを長さ15cmに揃えて切り太いのは半分にしておく。(平均7mmくらいの太さ)
- ② 大さじ1の酢を入れた湯で2、3分ズイキを茹で、冷水にとり水を切って、酢大さじ1に漬け馴染ませておく。
- ③ 白味噌、きび砂糖、酢大さじ1.5、醤油をよくすり合わせる。
- ④ 器に②のズイキを盛り、③の酢味噌を添えていただく。
この辺でも生ズイキを食べる人は少なくなりました。青空市でも最近はあまり見かけません。私がこの地に来た頃、お年寄りは皆好んで食べていました。これを食べないと秋が始まらないと言う方もいましたね…。
世代交代して、今食べている家庭は何軒あるのでしようか? 私も大好きと言うほどでもありません。でも、ズイキを食べると言うことを娘に伝えておかなくてはいけないと思うんです。
彼女が将来作るかどうかは別として、母が作って食べていた…ということを残してやりたいんです。皆さんも何処かでズイキを見かけたら、是非食べてみてくださいね。
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