古来よりイモと言えば里芋なんです!
ホマレ姉さんの住む地域は里芋の美味しい土地、毎年色々な種類を作ります。珍しい野菜にチャレンジする事も農家の楽しみですが、その地にあったものを作るというのもとても大切な事です。
一般的にジャガイモほど人気者ではなく、好き嫌いがはっきり分かれる里芋ですが、日本に入ってきたのは相当に早く、縄文後期には既に伝わっていたらしいです。
驚くべきことにこれはお米よりも早い伝播で、それだけ里芋という作物が日本の風土に合っていたことの証明になると思います。
たぶん日本人が里芋と聞いて思い浮かべる料理は和食じゃありませんか?…それもこの歴史の長さを考えれば当然なのかもしれませんね。
それに比べてジャガイモは、大航海時代の1600年頃日本に伝わりました。最初は観賞用に栽培され、本格的に栽培されるのは江戸時代になってからです。
だから「芋界」の中にあってジャガイモは、まだまだデビューしたてのペーペーで、里芋は超ベテランの大御所ってところなんです。
なのに人気の料理やお菓子はどうもジャガイモに圧倒されている感が否めません。きっと里芋はこの新人の活躍を苦々しく思っているにちがいありません。
そこで今日は和食のイメージが強い里芋を使い、ジャガイモで人気のチップスを作ってみました。コレがね、意外と美味しくって、里芋が嫌いな人でも喜んで食べてくれそうなんです。
里芋には独特のヌメりがあって、里芋嫌いな人はこれが苦手な場合が多いですが、薄く切って揚げれば、このヌメりを感じることはほとんありません。
今回のトッピングは青海苔にしましたが、青海苔を黒胡椒にかえると、ちょっと大人の味っぽくなって、最高のツマミになります。もちろんシンプルに塩だけでもOKですよ。
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材料(作りやすい量)
- 里芋 大きめ2〜3個
- 揚げ油 適量(姉さんはオリーブオイル使用)
- 塩・青海苔 適量
作り方
- ① 里芋をタワシなどでよく洗い、皮付きのまま1㎜厚さに切る。
- ② ザルの上に①を広げ、風通しのよい場所で2時間くらい乾かす。
- ③ フライパンにオリーブオイルを1㎝ほど入れ火にかけ130℃になったら②の里芋を5〜6枚入れて、何度かひっくり返しながらじっくり揚げます。
- ④芋の縁がうっすら茶色くなってきたら火を強くして、もう少しかなと思う色目の時に、網つきバットの上などに取り出す。
- ⑤ 油を切ったら、熱いうちに塩と青海苔をふり出来上がり。
ポイント
里芋を切るのはスライサーでも良いのですが、スライサーによっては薄すぎると感じるかもしれません。ちなみに姉さんは包丁を使って薄めに切りました。