根菜タップリ汁〜ホマレ姉さん流
毎年寒くなってくると、決まって夫が「アレ作ってくれ…」と言ってきます。それはもう毎日のようで、この汁を食べるために私と結婚したのではないか?…と疑うほど大好きなんです。
確かにコレを食べると、身体は温かくなって、芯からスタミナが湧いてくるような気がします。冬の根菜類が秘めてるパワーはすごいものですよね。
昔、関東に暮らしていた頃、友達の作るけんちん汁が美味しくってよく食べさせてもらってました。
その後、東北に引っ越してはじめて芋煮汁を知りました。今では全国的に知られていますが、秋になると芋煮会と称し、仲間で河原に集まり芋煮汁を作って宴会をするんです。
それはこの地方独特の立派な食文化で、芋煮会の季節ともなるとコンビニの店頭にまで芋煮用の薪が並ぶくらいなんですよ。
でもこの芋煮汁、土地土地で少しずつ作り方も変わるんです。仙台は豚肉で味噌味、山形は牛肉で醤油味って具合で、それぞれにこだわりがあるんです。
今日紹介する私が作る汁はそれらが合わさった感じです。最後にうどんを加えて煮込みうどんで〆るのがベストなんですが、実はその前に無くなってしまうのが常です。
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材料(3人家族2日分)
- 豚薄切り肉 150g
- 大根 220g( 正味200g)
- 人参 110g(正味100g)
- ごぼう 75g(正味70g)
- 里芋 400g(正味310g)
- 油揚げ 1枚(26g)
- 竹輪 2本(60g)
- こんにゃく 1/2個(115g)
- 豆腐 1丁(320g)
- ねぎ 適量
- だし汁 1100ml
- サラダ油 大さじ2/3
- 酒 1/4カップ
- きび砂糖 大さじ2〜3
- 醤油 大さじ4
- 七味唐辛子 適量
作り方
- ① 大根は皮を剥き厚さ8㎜で食べ安い大きさに切る。人参は皮を剥き厚さは大根より薄い5㎜くらいの食べやすい大きさに切る。
- ② ごぼうはタワシでよく擦り食べ安い大きさに斜め切りにし、水に放ち5分晒し水気を切る。
- ③ 里芋は皮を剥き厚さ6㎜の食べ安い大きさに切り、塩小さじ1(分量外)で揉み、水洗いして滑りを取る。
- ④ 豚薄切り肉は3㎝長さに切る。
- ⑤ 大きな鍋にサラダ油を入れ中火で熱し、①〜③の野菜を炒める。油が回ったらだし汁を注ぎ煮立ったら弱火で煮る。
- ⑥ 5〜6分煮たら途中で豚肉を加えアクを取り、酒・砂糖・醤油の調味料を加え野菜と肉に火が通るまで煮る。
- ⑦ ⑤⑥で煮ている間に、竹輪は5㎜厚さの輪切りにし、こんにゃくは食べやすい大きさに手やスプーンでちぎる。油揚げは熱湯を回しかけ、粗熱が取れたら水気を絞り食べ安い大きさの短冊に切る。
- ⑧ ⑥が煮えたら⑦を加えて一煮立ちさせ、さらに食べ安い大きさに切った豆腐を入れ、豆腐が温かくなるまで煮る。
- ⑨ ⑧を器によそい小口切りのねぎをのせ、好みで七味唐辛子を振っていただく。
ポイント
- 今日は間引きの小さい大根と人参を使っています。普通のものを使った場合は、縦半分や1/4の半月切りや銀杏切りにすると良いです。
- ごぼうの皮は剥かなくて良い、タワシで擦るだけです。
- 味付けのきび砂糖は大さじ2で味見して好みの甘さにして下さい。
こんな男子が大好きなレシピもマスターしましょう!