畑のプンタレッラ
ローマっ子が大好きなプンタレッラはチコリの仲間です。主に中心の花茎(トウ)の部分を食べます。
茎は中が空洞になっていて、繊維に沿って裂くのがいちばん多い食べ方で、苦味が特徴です。
その苦味をやわらげるために水にさらすのですが、今年のプンタレッラはどういう理由か苦味が少なく、小さな子供でもムシャムシャ食べるくらいです。
今日はプンタレッラの定番サラダをご紹介します。皆さんの好きなアンチョビ風味のサラダレシピです。
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プンタレッラのサラダ・アンチョビ風味ソース
材料(4人分)
- プンタレッラ 250g
- アンチョビペースト 小さじ1
- ニンニク みじん切り少し
- E.V.オリーブオイル 大さじ3
- 白ワインビネガー 大さじ1
- チーズ(パルミジャーノ・レッジャーノなどのハードチーズ) 適量
プンタレッラの外葉を取ると花茎がある
作り方
- ① プンタレッラの花茎の部分を1本づつ外し7cm長さに切る。
- ② ①をピーラーかナイフで繊維にそって3〜5mmくらいの幅の削ぎ切りにする。若葉は花茎よりちょっと長めに手でちぎる。切ったものは冷水にさらしてアクを抜く。(適度にさらして、ほどよい苦味を残してください。ものにより苦味は違うので食べて確認してください。)
- ③ アンチョビペースト、ニンニク、E.V.オリーブオイル、白ワインビネガーでヴィネグレットソース(フレンチドレッシング)を作る。
- ④ 水気を切った② を食べる直前に③で和え器に盛り、削ったチーズをかける。
完成です!
理想的なプンタレッラを作るのはとても難しく、正直言ってまだコツをつかめていません。
株自体を大きく育てながら花茎を伸ばすのですが、かと言って葉っぱばかりが育ってもいけません。バランスの良いプンタレッラに仕上げるのはかなりの経験が必要になります。
今年は春の訪れが遅く、プンタレッラを食べるのが今になってしまいました。ずーと楽しみに待っていたからでしょうか、この春のプンタレッラは特に美味しく感じ、一週間に何度も食べています。
ポイントはやはり苦味を抜き過ぎないことです。日本人が春の山菜の苦味が好きなように、ローマっ子もこの苦味が大好きなんでしょうね。
ちなみに葉っぱはソテーなど火を通して食べることが出来ます。今日のサラダはアンチョビのみ(ペーストでなくても良い)で塩を使っていません。今ひとつの時は塩を少々振ってください。味がしまります。