タラの木
このタラの木は父が他界した10年前に植えたものです。今住んでいる所は父の思い出に関するものは何も無く故郷まではかなりの時間がかかるので、父を感じるものが欲しかったのです。
初七日の後、父の生家からタラの苗木を分けてもらい植えました。最初は12本位だったと思いますが今ではこんなになってしまいました。
冬には葉っぱが全て落ちますが、夏はよく繁り日除けや風除けになってくれます。春には一番に芽を出し我が家の食卓を楽しませ、おまけに収穫物の少ないこの時期に、わずかではありますが収入も与えてくれるのです。
この10年、私が寂しさを感じずにいられるのは多分この木があるからだと思います。
今日はそのタラの芽を使って「野菜の竜田丼」のレシピです。
野菜の竜田丼
材料(3人分)
- タラの芽 6個
- レンコン 太いものなら3cm
- 人参 3cm
- コボウ 24cm
- 椎茸 3枚
- 酒 100cc
- 醤油 50cc
- みりん 50cc
- 片栗粉 大さじ4
- サラダ油 適量
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作り方
- ① レンコンは皮を剥き1cm厚さの半月切りにする。
- ② ゴボウは皮をタワシで擦りタテ半分か4つに切り、長さ8cmにする。
- ③ 人参は皮を剥き1cm厚さの花形に抜く。(抜いた残りも使う)
- ④ 椎茸は半分に切る。
- ⑤ タラの芽はガクの部分を取り除く。
- ⑥ ①②③を5分位蒸す。
- ⑦ ④⑤⑥を酒、醤油、みりんで作ったタレに5分位つけ、片栗粉をまぶしサラダ油で揚げる。
- ⑧ 器にご飯を盛り⑦タレを大さじ1ご飯に回しかけ、揚げた野菜を乗せて上から⑦のタレを再度小さじ1.5くらいをかける。好みで七味唐辛子、マヨネーズをつけても美味しい。
タラの芽
私が植えたタラの木は「メ(女)ダラ」と言うものでトゲが少ないもので、山に自生しているものにくらべるとずっと収穫が楽です。
タラの芽といえばかつては一時期だけのもので貴重な食材でしたが、今は2月頃からスーパーなどに多く手頃な値段で見かけるようになりましたが、これはタラの木を枝切りし、芽ぶかせた栽培もので、天然のものより味も香りも薄く水っぽいのです。
天然ものはほとんどが4〜6月の間、桜の開花と同じ頃です。今が天然のタラの芽を食べるチャンスですよ!
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