寒さに強い、逞しいルタバガ
ルタバガは、キャベツとカブの交雑から生まれた野菜と言われ、別名「スウェーデンカブ」とも呼ばれます。とにかく貯蔵性に優れ、我が農園でも冬の一番寒い時期にへっちゃらな顔をして残ってくれるたくましい野菜です。
とても美味しい野菜ですが、ドイツでは第一次世界大戦中の食糧難をこのルタバガでしのいだことから、年配の方にはあまり良いイメージがないみたいです。日本のお年寄りがサツマイモをあまり好まないのに似てるのかな…?
スコットランドではハロウィンのランタンをカボチャではなくこのルタバガを使って作りますが、むしろこちらのほうが本家本元、後にアメリカに渡ったアイルランド人がカボチャを代用して作るようになったとか…。
味はやっぱりキャベツとカブを合わせたような味で、真冬のルタバガは甘味がとても強いです。生のままピクルスや、ポテトのようにマッシュしたりもしますが、乳製品と相性が良いので今日はグラタンにしました。
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ルタバガのアーモンドグラタン
主な材料はこんな感じ…
材料(3人分)
- ルタバガ(なければ蕪やジャガイモで) 580g
- ブロッコリー 小1個(100g)
- ニンニク 1片
- スライスアーモンド 適量(5〜10g)
- ローリエ 1枚
- ブイヨンキューブ 1個
- ベシャメルソース 300g(作り方は下記を参考)
作り方
- ① ルタバガは洗い、皮を剥き8mm厚さで食べやすい大きさに切る。
- ② ブロッコリーは小分けしておく。
- ③ グラタン皿に皮を剥いて半分に切ったニンニクを塗りつけておく。
- ④ 鍋に油(分量外)でルタバガを炒める。
- ⑤ ④の鍋に水または牛乳(分量外)を入れ、ローリエ、ブイヨン、③で使ったニンニクを加えルタバガが柔らかくなるまで煮る。最後にブロッコリーを加える。
- ⑥ ベシャメルソースを作る。(作り方は下記)
- ⑦ 鍋に⑥のベシャメルソースと⑤のルタバガ、ブロッコリーを入れ、ソースが丁度良いトロミになるまで煮詰めていく。
- ⑧ ③のグラタン皿にバター(分量外)を塗り⑦を入れ、アーモンドスライスを散らし、オーブンまたはオーブントースターで表面に焦げ目がつくまで焼く。
失敗しないベシャメルソース(ホワイトソース)の作り方(出来上がり約300g)
ポイントはミキサーを使う!
材料
- バター 30g
- 薄力粉 30g
- 牛乳 350ml
- 塩、コショウ 適量
- ナツメグ 適量
作り方
- ① 鍋を弱火にかけ、バターを入れて溶かし混ぜ合わせる。
- ② 鍋を火から下ろし、牛乳を加えて混ぜる。(ダマがあっても良い)
- ③ ミキサーで②を撹拌する。
- ④ 鍋に戻し、ソースが好みのトロミになるまで火にかける。
- ⑤ 塩、コショウ、ナツメグで味を整える。
ベシャメルソース(ホワイトソース)は皆さんもご存知のとおりよく使われるソースです。グラタンをはじめ、シチューやクリーム煮などにも使いますから、覚えておくととても便利なのですが、失敗しやすい、面倒、などの理由で作らない方も多いのではないでしょうか?そんな方は是非、上記の作り方をお試しください。ミキサーを使えば簡単に出来てしまいます。他の調味料料を加えることでバリエーションも広がります。
主な用途の分量は、以下のように調整すると良いです。
- グラタン用・・・・上記分量
- シチュー用・・・・上記分量で牛乳は多め
- クリームコロッケ用・・・・上記分量で牛乳は少なめ