金時草のリゾット
独特の色と味、香りが特徴的な金時草は熱帯アジア原産のキク科の葉物ですが、日本に於いては食される地域がかなり偏在しているという、ちょっと面白い野菜です。
その地域ごとに呼び名が違い、石川では金時草(キンジソウ)、熊本では水前寺菜(スイゼンジナ)、愛知では式部草(シキブソウ)、沖縄ではハンダマと呼ばれます。
元々熱帯アジア原産なだけあって暑さは得意ななんですが、実は真夏よりも朝晩が少し涼しくなってからの方が、色が鮮やかに出て美しくなり、味も良くなります。
だけど寒いのはやっぱり苦手なので、霜が降りる季節になると地上部はヤラれてしまい、収穫は終りを迎えます。
天気予報によると、数日後には寒波がやってきそうなので、どうやら姉さん家では今回が今年最後の金時草となりそう…。
せっかく終りなんだから金時草の美しい色を生かした料理が無いものか…と悩んだ末、思いついたのが今日のレシピです。
葉っぱの色づき具合によってピンクっぽくなる時もあれば紫色になる時もあると思いますが、その時々のお楽しみってことで…。
思いっ切りアジアンな野菜ですが、パルミジャーノとの相性も抜群です。タップリかけて召し上がれ!
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材料(2〜3人分)
- 金時草 270g(葉のみ)
- 玉ネギ 1/2個(みじん切り)
- 米 150g(約1合)
- バター 20g
- オリーブオイル 大さじ1
- 水 450ml
- パルミジャーノレッジャーノ・チーズ 適量
作り方
- ① 金時草を茎から外して洗う。
- ② 鍋に水を入れて沸かし①の葉を3分間茹で、そのまましばらく放置する。
- ③ ②をザルにあげて、煮汁と葉に分ける。葉は水分を絞る。
- ④ 鍋にバター10gとオリーブオイルを入れ弱火にかけ溶かしたところへ、みじん切りの玉ネギを加えて透き通るまで炒める。
- ⑤ ④に米を洗わないで加え、油が全体にまわるまで混ぜ合わせる。
- ⑥ ⑤に③の煮汁をかぶるくらい加え中火で炒め煮にする。
- ⑦ はじめは鍋の中をたまに混ぜ合わせる程度でよいが、煮汁が無くなりそうになったら、お玉1杯弱の煮汁を足し、常にゆっくり混ぜ合わせるようにする。
- ⑧ 15〜18分間炒め煮にして、残りのバターと塩少々(分量外)で味を調え米に少し芯が残るくらいに仕上げる。(煮汁は少し多めに作っているので、お玉1杯程度の煮汁が残る)
- ⑨ ⑧と③の金時草を器に盛り、パルミジャーノを擦りおろしかけ、飾りに生葉の金時草を添える。(あれば、軽く焼いたバゲットも添えるとよい)
上記の地域以外でも金時草を食べる所があるよっ…って情報をお持ちの方は、是非姉さんに教えてくださいね。
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