四角豆のケバブ風
今日のレシピの主役は四角豆ですが、スーパーなどではあまり見かけないかもしれませんね。もし近くに産直市がある方は、そちらの方が見つけやすいかと思います。
四角豆は熱帯アジアが原産で、主に若採りした豆のサヤを食べる野菜で、そのサヤを切ってみると分かりますが、名前の通り四角い断面をしています。
その四角の四隅にはヒダがあり、その形が羽根のように見えることから英語では winged bean と呼ばれますが、そっちの方がチョッとカッコイイ気がしますね。
沖縄では「うりずん豆」と呼ばれています。「うりずん」とは春分から梅雨入り頃を指す言葉だそうで、暖かい沖縄では4~5月には早くも収穫できるのだと思います。
本土で栽培する場合はそんなワケにもいかず、ホマレ姉さんの農園では毎年9月頃になってようやく収穫のピークを迎えます。
この四角豆、ヒラヒラのヒダや切った断面も面白く料理人が大喜びしそうなフォルムでしょぉ…でも、今まで姉さんはこの四角豆のレシピを書いてませんでした。
なぜならこの四角豆、チョッと風味が独特なんですよね…。なので本当に美味しいなぁ…と思えるようなレシピがなかなか浮かんでこなかったんです。
今年も四角豆の季節が近づいてきて、どうしようかと悩んでいたところ、夫が四角豆をケバブにしたらきっと旨いで…とのアドバイス。
ダメもとでいいや…と思って作ってみたら、これが大正解! レストランで出してもおかしくないような美味しい一品になっちゃいました。
たぶん四角豆はお肉ととても相性が良く、それに加えてクミンなどのスパイスがとても効果的に働いたんだと思います。
レシピ自体は全然難しくありません。むしろ簡単な方だと思いますので、四角豆を見つけたら、是非作ってみてくださいね。
材料(20本分)
- 四角豆 20本
- サラダ油 大さじ1
- A : 肉タネ材料
- 合いびき肉 250g
- パン粉 1/2カップ
- ヨーグルト 大さじ2
- オリーブオイル 大さじ1/2
- おろしニンニクニンニク 小さじ1/2
- クミンシード 小さじ1/2
- チリパウダー 小さじ1/4
- ガラムマサラ 小さじ1/4
- 塩 適量
- コショウ 少々
- B : ヨーグルトソース材料
- ヨーグルト 大さじ4
- レモン果汁 大さじ1
- 塩・コショウ 少々
作り方
- ① 四角豆を洗い、ヘタの固い部分を取る。
- ② 鍋にタップリの湯を沸かし、塩少々(分量外)を加えて①を固めに茹で、ザルに上げ水気を拭き取る。
- ③ ボウルにAを入れて、白っぽく粘りが出るまで捏ねる。
- ④ ③を適量手のひらの上に取り薄く広げてから、まな板の上に置き直し②の四角豆を中央にのせる。
- ⑤ ④を四角豆に巻きつけるように、指で押さえながらくっつけ、四角に形を整える。
- ⑥ フライパンにサラダ油大さじ1/2を熱して、⑤の4面を焼き、それを2度繰り返す。
- ⑦ Bを混ぜ合わせて、ソースを作る。
- ⑧ ⑥に⑦のソースをかけ、あれば好みでライム果汁を絞りかけて食べる。
ポイント
- 肉タネを巻きつけるのは、慣れないうちは面倒でもまな板の上で作業をした方が、結局は早く綺麗に出来ます。肉タネを薄めにして、足りなければ足すくらいの気持ちで巻いてください。
- 今回、肉は合い挽きを使いましたが、鶏でも牛でも好みの挽肉を使えば良いです。
いよいよ発売となりました!
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