余計なのもをすべて省いた究極の美味!
私の母は決して料理の上手な人ではありませんでした…と言うか、レパートリーが非常に少なく、手の込んだ料理をほとんど見たことがありませんでした。
父は大工だったので、少しばかりある田畑の面倒を見るのは母だったし、時々勤めにも行ったりしてたから当然の成り行きだったと思います。
いつも似たような食卓が当たり前のように並ぶ…、昔はどこの家でも普段はそんなに凝ったものは作らなかったような気がします。
勿論、お正月などの特別な日は贅沢な食事もするんですよ。今よりもハレの日(特別な日)とケの日(普通の日)がハッキリしてたんでしょうね。
そんな母が作ってくれた日常のありきたりな料理の中で、姉さんが特に好きだったのが、今回ご紹介する「焼きナス」です。
実は、今日のレシピのために、ナスをオーブントースターで焼くとか、皮に切り込みを入れるとか、どの方法が良いのか色々試してみたんです。
でも、やっぱり焼きナスは母のように、直火で真っ黒に焦がすのが甘みが一番出て美味しいと思うんですよね…焦がすと皮も簡単に剥がれるしね。
焦がした皮を剥くときには、本当は水に浸けない方が良いんだけど、手がやけどしそうになるので、姉さんは一回だけ浸けて剥いてます。
暑いときに直火で焼くのは辛いものです。正直、結構時間もかかります。でも、あの美味しさはそれがあってからこそだと思うんです。
たったナス一本でできちゃうご馳走です。面倒だなって思わずに試してみてくださいね。ホントに美味しいんだから!
材料(2人分)
- ナス 4本
- おろし生姜 少々(好みで)
- 醤油 少々
作り方
- ① ナスのヘタにぐるりと切れ込みを入れ、ガクの部分を落とす。
- ② 破裂防止のためにナスの皮に数カ所竹くしを刺す。
- ③ ガス台に網を置いたらナス2本を網にのせ、強火の直火で焼く。網に面した皮が黒く焦げるまで動かさずに焼く。
- ④ ③を回したり、ずらしたりしながら、ナス全体に焦げ目をつけていく。
- ⑤ ④をサッと水にくぐらせる(水に浸けるのは一回だけ!)。
- ⑥ 熱いのを我慢して皮を剥く(水で指を冷やしながらやると良い)。
- ⑥ 残りのナスも同じように焼いたら器に盛り、おろし生姜を添えて、醤油をかけていただく。
今回はしてませんが、盛り付ける際にヘタの部分を切り離しておいてあげた方が食べやすいと思います。
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